=========================================================== CC-J /afs/rhic のファイルシステムの同期方法について =========================================================== 2000.6.9 市原 卓 2004.1.23 清道明男 last update 2006.3.16 亀谷 聡一朗 ご注意 1. Objectivity/DB の利用に関してはライセンスが必要です。BNL RHIC共同 研究における Objectivity/DB の利用に関しては BNL RCFの Shigeki Misaka 氏にご確認ください。 2. RIKEN Wako CC-Jでミラーをしているのは BNL RCFが AFS で公開している /afs/rhic.bnl.gov のディレクトリーの 一部で、Linuxから nfs mount し て正常に動作するように @sys や .@sysを Scientific Linux 3.0.5 (3.0.2) 用にミラー後にリンクを設定しています。 将来、理研 Wako CC-J でミラー をしている部分は都合により変更する可能性があります。 3. ミラーのため /afs 上には書き込みはできません。 4. CCJ (CCJSUN) でのミラー作業に障害が出た場合は、それを継承します。 5. まだ試行段階なので、予期できない障害、問題等が発生する可能性があり ます。ご自分のリスク、責任でお試しください。またこの運用により CCJ のサーバ等に障害等が発生した場合は、この試験運用を中断する可能性が あります。あらかじめご了承ください。 設定方法 (1) ミラーをするホスト名、ip addressを phenix-ccj-admin@rarfaxp.riken.go.jp に連絡する。(rsyncの アクセス許可の設定のため) (2) ミラー を local に おくためのファイルシステムの準備 nfs server上 に例えば /afsm をマウントポイントとして file system をマウントする。 2004年1月1日 現在で CCJでミラーしている /afs/rhic のファイルの総容量は約 55 GB なので最低でも 60 GB 以上 の書き込み可能な容量の確保が必要です。 (できれば 100 GB程度以上は あった方が安全) その directoryに /afs の symbolic linkを張る。 (ln -s /afsm /afs) さらにその下に rhic という directory を作成す る。(mkdir /afsm/rhic) 加筆:2006年3月16日時点で総容量は 110GB まで増加しています。 (3) 最新版の rsync の取得, make, install rsync の最新版(2.4.3 あるいはそれ以降)を http://rsync.samba.org/ あるいは ftp://ftp.riken.go.jp/pub/net/rsync 等から 取得し make, installする。 (4) 初期ファイルミラーの実施 以下を実行する。 # rsync -av --delete ccjftp.riken.go.jp::afs-rhic-RH80 /afsm/rhic LAN上ではこの初期ミラーに1時間程度時間がかかるので WAN上では半日か ら数日かかる可能性があります。 追記: 上記の設定は RedHat8 用です。 Scienfic Linux 3.0.2 (i386_sl302)用は以下 # rsync -av --delete ccjftp.riken.go.jp::afs-rhic-SL3 /afsm/rhic % rsync ccjftp.riken.go.jp:: afs-rhic-SL305 /afs/rhic mirror at RIKEN CCJ (Scientific Linux 3.0.5) afs-rhic-SL3 /afs/rhic mirror at RIKEN CCJ (Scientific Linux 3.0.2) afs-rhic-RH80 /afs/rhic mirror at RIKEN CCJ (redhat 80) psql postgres backup from RCF AFS の @sys シンボリックリンクが NFS 上で反映されないため システム毎に分けています。 (5) Linkの設定、簡単なテスト rootアカウントで、 # mkdir /opt # ln -s /afs/rhic/@sys/opt/phenix /opt/phenix # ln -s /afs/rhic/@sys/opt/rhic /opt/rhic # ln -s /afs/rhic/asis/@sys/cern /cern でリンク定義する。 source /opt/phenix/bin/phenix_setup.csh を実行 後に、作業 directoryで cvs co simulation; cd simulation/pisa2000; make で pisa2000の 正常 make を確認する。 (6) ファイルミラー の 自動実行(cron)の設定 cronで 毎日(あるいは毎週?)(4)を実施するように設定する。ちなみに CC-J Wako では毎朝早朝に AFS同期の更新を行っており、更新の終了後に /afs_nfs/rhic/ls-lR.gz を更新するので、このファイルの作成時間をみる と更新の終了時刻がわかります。 最近では午前8時45分JST頃に終了してい る場合が多いので、若干余裕をみて、毎日 update するならば 午前9時30分 JST 頃に実行するように設定するのがいいと思います。 2006/3/16 加筆:Scientific Linux 3.0.5 以降、/opt/phenix/bin/phenix_set.csh で openafs 関連の操作が要求されています。openafs を動作         させずに済む patch を PHENIX offline team に official に適用 していただきました。但し、patch を適正に動作させるには 既存の /etc/sysconfig/afs (存在しない場合は新規作成) に         以下の行を追加する必要があります。 ------------ここから afs_racfprefs() { /usr/bin/fs sysname -newsys i386_sl305 } ------------ここまで システムが Scientific Linux 3.0.5 ではない場合、適切な @sys のリンク先に "i386_sl305" の部分を変更してください。